一般社団法人日本左官業組合連合会Japan Plasterers' association

リフォーム事例集

2010年5月21日

リフォーム事例集

「より快適な住宅」と「老朽化住宅の改善」を塗り壁で実現

 平成9 年3 月,東京都住宅局は中古住宅及びリフォームに関する意識調査を実施しました。この結果によれば,リフォームの動機として最も大きかったのは「より快適な住まい方を実現できる」と「建物や設備が老朽化したから」の2つで次が「家族構成が変化したから」でありました。

 ここで注目されるのはマンション住民の71.4 %(一戸建の持家住民の43.8%)が「快適化実現」をあげ,一戸建持家の住民の52.3 %(マンション住民の39.3%)が「老朽化」をあげたことです。そして 「家族構成の変化」についてはこれらの半分でありました。

 リフォームによって「より快適化の住宅」と「老朽化住宅の改善」の要求を左官施工の塗り壁で実現できます。

リフォームのご提案

○外構、インテリア、付加価値付与

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日頃のメンテナンス

○自分でできるメンテナンス、日頃のお手入れ

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内装の不具合事例

○内装の不具合事例と対処法
○室内のリフォーム

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内装リフォーム

○内装のリフォーム工事

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外装の不具合事例

○外装の劣化の原因・メカニズム
○外装の不具合事例と対処法
○使用材料

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外装リフォーム

○モルタル仕上げのリフォーム工法
○左官塗り替え工法

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リフォームQ&A

○よくある疑問

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 建築はスクラップアンドビルドの時代からストック型社会となり再生の時代を迎えようとしています。

 日左連では塗り壁の専門業者の立場から左官工法によりリフォーム工事を提案しています。

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 建物の劣化に対しては当然、設計・施工時に十分考慮がなされるべきですが、維持管理が適正でない場合に起こる故障もあります。 屋外の部位では設計時に特に要求性能の正しい把握が不可欠でありますし、屋内部では、使用条件にも負う点が多いので、故障発生の原因をよく理解して、定期の清掃・手入れを含む維持管理に努めなければなりません。

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内装の不具合事例

 内装左官仕上げのひび割れ、剥がれなどの不具合は概して下地からの原因によることが多いです。特にボード類の継ぎ目、ドアや窓の開口部分に多く発生します。またしみ、カビ、錆等の汚れの原因は雨漏りや結露によって引き起こされます。

【1】経年による汚染・変色

 経年による塗り壁の汚染・変色はひび割れに水分が進入し,湿潤部分にほこりがたまり,カビ等により変色し,繰り返されてひび割れ増大します。

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左官仕上げの内装工事

 建物の内装工事は,良好な室内環境をつくるとともに,災害(火災,地震 等)に対して安全なものでなければなりません。特に結露はその発生限として生活行為からで高断熱、高気密の現代住宅では意図的に換気ををしなくてはなりません。結露は結露水となって湿潤状態が続くと美観状の支障があるばかりか建物の寿命を縮めたり、ダニやカビなどによって呼吸器にアレルギーを誘発するなど人体に重大な影響を与えます。

 珪藻土建材はその点でも有効で高い評価を得ています。そして、内装のリフォーム施工に際しては,住みながら工事を進めるため、工期短縮と近隣住民とのコミュニケーションが必要です。総じて左官工事業者は,地域密着型対応がとりやすく,お客さまへの速やかな対応が可能です。左官工事業者には,これまでゼネコンから工事を請負うことにより培われてきた技術力・施工力等の高さがあります。

【1】塗り替え仕上げ工法

 

 ここでいう塗り替え仕上げ工法は,すでに塗ってある壁または天井の部分を調整した上に仕上げ塗りを施工するものです。ただし,下地より取り除いた場合は,従来の施工法をおこないます。


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外装の不具合事例

 一般に、外壁の補修・改修工法は、浮き・ひび割れ・欠損等の劣化現象によって様々な工法の提案が示されます。

 工法にあたっては、劣化の程度・社会的・経済的要因を考慮して総合的に判断する必要があります。具体的には、補修・改修工法の選定は、劣化現象ごとにその劣化程度を診断し、劣化の種類と劣化回数の程度に応じて行なわれます。

 選定にあたっては、劣化現象に至ったメカニズムを解明し劣化原因を考慮する必要があります。モルタル塗り仕上げに最終的な劣化形態である膨れ、剥落が生じた場合は、重大な事故になる可能性があるため、適正な剥落防止の改修工法を採用する必要があります。

【1】劣化のメカニズム

 躯体コンクリートとモルタルとのムーブメントは,常時働くものです。それは、仕上層と躯体コンクリートのムーブメント差により剥離を生じさせものですが代表的な要因は次ぎに掲げます。

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使用材料

 補修に使用する材料は、劣化状態に相応した的確なものを使用しなければなりません。左官が元来、使用する材料は伝統的に無機質が多いのですが、補修・改修で使用する材料は有機質の合成樹脂の単独や無機質と併用したりして多様であります。そのため、材料の取り扱いには化学的知識と経験が必要とされます。ここでは最も一般的に使用される材料だけを列記しました。

【1】ポリマーセメントモルタル

 ポリマーセメントモルタルは、セメント、細骨材にポリマーディスパージョンまたは再乳化形粉末樹脂を混合したモルタルで、合成樹脂と細骨材だけで構成される樹脂モルタルとは区分されています。また、セメントモルタルに比べると接着性、防水性、乾燥収縮性、耐薬品性、耐磨耗性、耐衝撃性などが向上するほか、中性化の抑制にも効果的です。

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→リフォーム工事全体について

→左官のリフォームについて

→シックハウスについて

リフォーム工事全体について

【Q1】
現在手狭になった自宅をリフォ-ムを考えています。品確法では住宅の瑕疵保証が10年ですが、リフォ-ムの場合は保証及び保証期間が設定されていないので不安です。業者によっては増改築10年保証をうたっているところもあるが法律上はどうなのでしょうか。

【A1】
品確法で瑕疵保証10年を義務づけるのは、「新築住宅」の「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」です。現在、増改築や中古住宅は10年保証の対象になっていませんが、特約がない限り小規模なリフォームであれば引き渡しまたは仕事の終了時から1 年。大規模な増改築であると木造であれば5 年、鉄骨造などは10 年になる場合もあります。リフォ-ム業者は各社も独自の方針で保証を行っているところもあります。現在は中古住宅や増改築した住宅は含まれませんが、中古住宅も検討中です。

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