住宅やマンションの建材や内装材に使われている化学物質による「室内環境汚染」や「シックハウス」の問題がクローズアップされています。この問題に着目し、いち早く警鐘を鳴らしてこられたのが、サイコセラピストで住環境研究家の能登春男先生と夫人のあきこ先生です。お二人に、現代の住まいの問題点や健康な住まいづくりの方法についてお話をおうかがいしました。

聞き手 社団法人日本左官業組合連合会
第六代会長  池本 孝

※項目をクリックすると本文へジャンプします

1. 不可解な症状が次々と襲う

2. 複合慢性中毒および化学物質過敏症と診断

3. 「室内環境汚染」問題に警鐘を鳴らす

4. より早く、より安くの家づくりが伝統工法を駆逐

5. 最終的には経済的になる健康住宅

6. 若い感性にもマッチする塗壁を

プロフィール
能登春男、あきこ夫妻
住環境研究家 サイコセラピスト(心理療法家)
能登春男 (のと はるお) 能登あきこ(のと あきこ)
ユーサイキア研究所主宰
国際トランスパーソナル心理学会会員
日本ストレス学会会員
日本臨床環境医学会会員
室内環境学会会員
日本住宅会議会員
国立公衆衛生院住環境衛生学講師
国際トランスパーソナル心理学会会員
日本臨床環境医学会会員
室内環境学会会員

1994(平成6)年、新築マンションで心身の不調を体験したのをきっかけに、室内環境汚染の問題に取り組む。96年、夫婦の共著『住まいの複合汚染』(三一書房)出版。大きな反響を呼ぶ。97年『住まいの環境度完全チェック』(情報センター出版局)刊行。他に共同執筆で『住宅白書1998-住まいと健康』(ドメス出版)など。 サイコセラピストとして活躍する一方住環境研究家として住まいと健康問題についての研究・執筆・講演など、啓蒙活動を全国各地で行っている。