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1.不可解な症状が次々と襲う

室内汚染の健康への影響

室内汚染の健康への影響

【池 本】 セラピストとして活躍をしておられたお二人が、室内環汚染によるシックハウスの問題に関心を持たれたきっかけからおうかがいしたいと思います。
【春 男】 1994年の12月に、新築のマンションに入居したときから、そろって体調が悪くなってしまいました。初めは原因がわかりませんでしたから、「どうして、こんなに体の具合が悪いのか」と不可解でした。私たちは人々の心身を健康に導くことが仕事ですから、当然、自分たちの健康にも人一倍、気を配っていました。それで、自分たちの体に何が起こったのか、少しずつ調べはじめたのがきっかけです。
【あきこ】 『住まいの複合汚染』という私たちの本に詳しく書きましたが、不調なんていうなまやさしい状態ではありません。頭痛、腰痛、目がチカチカするといった症状から始まって、視覚異常、聴覚異常、倦怠感、イライラ、皮膚炎、手足の関節痛、次から次へと「これでもか」というほどの症状が襲ってきたのですから。
【春 男】 新築マンションは、当時、私たちが住んでいたところから歩いて10分ぐらいの距離にありました。完成した部屋に初めて入ったとき、ツンとした刺激臭が鼻をつきました。あわてて窓を開け、換気扇を回したのに、たった1時間、そこにいただけで頭痛がしてきました。
【あきこ】 その後も、引っ越し準備のため、二人でマンションに出かけたのですが、帰宅してしばらくすると、目がおかしくなって、すべてのものがとても異様に映るんです。そう、まるで古い8ミリ映画のように、小刻みにコマ送りしたみたいに見えました。
【春 男】 視覚異常です。私の場合は、部屋の明かりが暗くなったように感じ、最初は電球が古くなったのかと思い、新しく買い替えたりしたほどです。同時に、気分がささくれだって、ささいなことで女房とケンカになり、ガミガミと言い合ってしまうこともしばしばでした。
【あきこ】 気分がドーンと落ち込んだり、もの忘れをしたり、私はすっかり治っていたアトピー性皮膚炎までぶり返してしまい、もう何がなんだかわからない状態でした。

化学物質と症状の関係

化学物質と症状の関係

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