古川邸

破風を強調した威風あふれる豪邸の
外壁と屋根に施された漆喰塗の妙

 
外観全景
田園のなかの豪邸。漆喰塗が、建物を引き立てる意匠上のポイントになっているのがわかる

 


 

 
和室
書院造の床の間。壁は砂京壁

 

兵庫県中東部の柏原町は、加古川上流の拓けた水田地帯で、周囲は山々に囲まれている。昔ながらの大きな和風住宅が多いが、そのなかでも一際壮麗な構えを見せているのがこの家である。約400坪の敷地に建てられた入母屋造の純和風建築。正面および側面に複数の破風が設けられ、豪奢な印象を与えている。破風と軒裏は漆喰塗で精緻に仕上げられているが、特徴的なのは屋根瓦に施された熨斗留め漆喰塗。デザイン的にもおもしろい効果を出している。内部の和室などの砂京壁は、落ち着いた気品を漂わせ、この豪邸にふさわしい仕上げとなっている。

 

設計・施工
株式会社足立崇工務店
左官施工
近藤左官工業
主な左官仕様
外壁:漆喰塗
屋根慰斗留め:漆喰塗
内壁:砂京壁