トップページ > 技術情報 > 素材 > 素材と工法(素材:細骨材・丸石・人造石用砕石)

素材と工法(素材:細骨材・丸石・人造石用砕石)

 


細骨材・丸石・人造石用砕石天然の砂は現在でもモルタルに細骨材として利用しています。種石は人造石用採石で洗い出し用、研ぎ出し用、テラゾ用とあり、それぞれの用途に応じて様々な種類があります。丸石は人造石洗い出し・玉石の埋め込み工事に使用されるもので、近年国内での採取が困難になり、海外からの輸入でまかなわれています。これも自然素材ですが、それだけに自然石のために色調にむらがでるためになるべく採取時期、場所が同一なものを使用します。コンクリート建物を壊す際に多量のコンクリート塊が廃棄されています。これを再度利用することの研究が近年行われています。日左連でも再生細骨材を利用していく研究を進める方向にあります。   

【1】天然砂
電子顕微鏡写真
天然砂 x500
自然の川でもまれて丸みを帯びています。左官の塗り材料ではこの丸みが鏝と下地界面でボールベアリング状態にさせるため作業性向上にもなります。

砂は多くの塗り壁の骨材として用いられます。天然砂は結合材の性能を著しく害する塩分や泥などの有害物が入っていていないものを使用します。塗り材料の使用箇所、使用目的に応じて粗粒と細粒の割合が6:4程度のものが砂の良否をきめる重要なポイントになります。

【2】珪砂
電子顕微鏡写真
珪砂 x500
ガラス質で角が自然砂に比較して角張っています。これによって、壁面の剛性を高めるのに寄与しますが、反対にこの角より、ノッチ効果があらわれてクラックの原因ともなります。

珪砂は花崗岩もしくは珪岩が風化し細かくなって粒状に変化したものでのです。石英の二酸化珪素(SiO2)を中心に組成されています。建材用には粒度分布により2号から8号までが使用され、数値が大きくなるほど粒径は細かくなります。左官用にはしばしば5号珪砂を基準にして使用箇所や用途に応じてブレンドあるいは数値を変えて使用しています。

【3】再生骨材
再生骨材は天然骨材と比較すると、比重が小さく、吸水率が大きいという特徴があります。特に吸水が大きいとモルタルが硬化後に、収縮が増加してクラック等の問題点が起きやすくなります。これら改良して再生骨材を利用することがリサイクルの本来の姿だと日左連では認識しております。

再生骨材(モルタル付き)
電子顕微鏡写真X500
セメント分が充分除去されいません。
再生骨材(モルタル除去)
電子顕微鏡写真X500
セメントが除去されていますが、その分、価格は高くなります。
【4】丸石
玉石の埋め込み工事で使用されるもので那智石、大磯玉砂利、白玉石、錆石などが有名です。主に玄関やアプローチの土間などに多用され、長八美術館でも使用されています。手入れを充分行うと経年するほど色調に深みが出て味わい深くなります。

錆石 緑化石 白那智石
黒那智石 本五色石 伊勢五郎石
【5】人造石用砕石
人造石用砕石は種石と呼ばれ、テラゾ、研ぎ出し、洗い出し用と使用され、それぞれの工法、用途に応じて粒径、硬度、大きさ、彩り等で選択・混合して使用します。

大磯 牡丹石 黒大理石
カナリヤ石 御影石 錆御影石