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素材と工法(下地:コンクリート系建物の下地)

 

 

コンクリート系建物の下地左官塗りをする場合は弱く剛性のない下地には強度のある塗り材は使用できません。それは塗り材も同一であり基本は下層の塗り層は上層の塗り層より強度・剛性とも大きくてならなくてはなりません。

【1】コンクリート下地
左官仕上げにかかる状態ではコンクリートには仕上げ墨が打たれており、木屑・紙等の異物は取り除いておく必要があります。残存物があってそれを取り除く作業が、左官仕上げ中に行われると、衝撃振動のため剥離や浮きの原因となるので、着工前にはつり清掃等を完了します。したがってコンクリート工事はできる限り精度よく施工し、むだなはつり作業がないようにします。つけ送りは1回の塗り厚を9mm以内とします。塗り厚が大きくなると、内部応力が大きくなり浮きや剥離の原因となります。このような場合、溶接金網・アンカーピンまたはネット等を取りつけた上でつけ送る補修工事が左官工事前に必要です。
【2】コンクリートブロック下地
コンクリートブロックを積み上げて構築された塗り下地をコンクリートブロック下地と呼んでいます。コンクリートブロック下地は左官の塗り下地には優れていますが、ブロック自体の乾燥収縮で目地部分に切れによるひびわれが生じ、それが塗り壁にも追随して目地に沿ってひび割れが起きることがあります。塗る前にポリマーセメントモルタルで処理しておくとよいでしょう。
【3】れんが積み下地
現在ではあまり見られませんが、れんが積み下地があります。吸水性のあるれんが下地は、塗り付け前に適度に水湿しする必要があります。塗り材に合成高分子等を与え保水効果の持ったものは、ひび割れが少なく、セメントの接着性がよく、適度の水湿しを行えば最も優れた下地材料といえます。