「品質性能表示」について

左官工事業者が自ら責任施工を行い,確固たる地位を築いていくためには,消費者に対して品質保証と瑕疵保証をおこなう重要であります。「安心できる施工の確保」とは,左官工事業者がお客様から受注した工事の品質を確保して施工し,完成させて引渡しをすることであり、「施工後も安心できる体制づくり」とは,左官工事業者が施工後も一定期間,品質保証することにより,消費者から瑕疵に対する不安を取り除くことです。
勿論,「保証」と「評価」は不可分の関係にあり,左官工事の品質保証や瑕疵保証が機能するには,工事の評価やリスクの評価,瑕疵の評価等が正しく成されることが前提であります。


【Q1】性能表示制度のメリットは?
第3者機関が施工段階から検査でチェックを行なってくれので、施主の立場からすると安心して完成した建物を取得できます。また、施工者側から自社の住宅の性能をわかりやすく主張でき、施主が何をのぞんでいるかリサーチすることができるようになります。
【Q2】住宅ならなんでも性能表示制度が受けられますか?
あくまでも新築住宅を対象にしたのです。「新築」とは「工事が完了してから1年未満のもので、まだ誰も住んでいない」状態をいいます。ですから、一度だれかかが住んだ場合には中古住宅として扱われますのでこの制度は受けられません。しかし、現在、国土交通省では中古住宅にもこの制度について具体的に検討中です。
【Q3】公庫の融資には性能表示制度が必要ですか?
現在、公庫の融資と性能表示制度とは関連はありません。したがって性能表示制度を受けなかったからといって、公庫の融資が取り消しになるということもありません。また、性能表示制度を受けたからといって、割増の融資もありません。
【Q4】性能表示の項目はどのくらいあるのですか?
現在は全部で9項目で、音環境は選択です。
  1. 構造安全:耐震性能、耐風性能、耐積雪性能、地盤の許容支持力の設定方法
  2. 火災時の安全:感知器の設置地、耐火性能
  3. 劣化の軽減:劣化対策
  4. 維持管理への配慮:維持管理
  5. 温熱環境:消エネルギー性能
  6. 空気環境:ホルムアルデヒド対策
  7. 光・視環境:開口率
  8. 音環境:遮音性能
  9. 高齢者のへの配慮:バリアフリー対策

【Q5】「指定住宅性能評価機関」とはどんなところですか?
性能表示基準に基づいて客観的・公平な評価を行うために設定されたものです。性能表示基準及び評価方法基準に従って客観的に住宅の評価を行い、住宅性能評価書を発行します。現在国土交通省の大臣認定を受けた機関は平成12年11月1日現在・全国で68機関におよんでいます。
【Q6】住宅性能表示制度での「任意」の内容とは?
住宅性能表示制度の創設で、住宅性能を契約の事前に比較できるよう新たに性能の表示基準を制定するとともに、客観的に性能を評価できる第三者機関を設置し、住宅の品質の確保を図っていくことで、住宅供給者と住宅取得者の任意の選択によって活用するもので、必ず使わなくとはいけないというものではありません。